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『尾口のでくまわし(でくの舞)』350年継承【国指定重要無形民俗文化財】人形浄瑠璃を鑑賞しませんか?


一里野高原ホテルろあんのある石川県旧尾口村に、350年余り続く伝統文化芸能があるんです。

その名も『尾口のでくまわし(木偶回し)』

 

尾口のでくまわしは2つの地域で公演されていて、”東二口のでくまわし””深瀬のでくまわし”として、毎年冬の2月に公演が行われる人形浄瑠璃です。

でくまわしの「でく」とは木彫りの人形のこと!

ちなみに、【浄瑠璃】とは、三味線を主体とした楽器で演奏しながら、物語りを進める日本古来の文楽のこと。

つまり、でくまわしは、演者が【木製の人形】を操りながら、三味線などの和楽器の伴奏と物語に合わせて繰り広げられる人形劇のことなんですね♪(伴奏があるのは東二口のみ)

 


△深瀬のでくまわし(木偶回し)

 

人形劇にも様々な形がありますが、このでくまわしの魅力はなんといっても、人形に命を吹き込む演者と人形とがリンクし劇中の高ぶる喜び、悲しみなどの感情が巧みに表現されているところ。

昔ながらの藁で作られた木彫りのでく(人形)は、目が動くわけでも、手や足が動くわけでもなく、無表情なつくりですが、操る演者がでくを持つと、たちまちに本当に生きたように見えてくるのです!

でくの後ろから手をいれて、手だけではなく全身を使い人形を操る情熱的な様は江戸時代から変らず見る人々に感動を与えてきました。

だからこそ350年もの間、廃れることなく伝統文芸として脈々と伝承されてきたんですね。

 


△東二口のでくまわし

 

“東二口”と”深瀬”のでくまわしは、それを総称して『尾口のでくまわし』として名が通っています。

両地域ともに、今の石川県白山市にあり、毎年2月にそれぞれの公演場所ででくまわしが披露されます。

東二口のでくまわしと深瀬のでくまわしは両方共に、昭和に『国指定重要無形民俗文化財』に認定され、日本が古来から誇る素晴らしい伝統芸能であると国のお墨付きをもらいました。

江戸時代に始まったということで、起源は同じで、時が経つ内に”東二口”と”深瀬”のふたつに分裂していったと思う方もいるかもしれませんが、実は二つの起源は別々。

東二口のでくまわしのもとの始まりは、江戸時代に石川県尾口村の若者が、京都で当時流行っていた人形浄瑠璃に感激し、その文化を持ち帰ってきたところが始まり。

また、深瀬のでくまわしは、同じく江戸時代に地方巡業にきていた大坂の人形遣いの一座がひどい雪に立ち往生していたところを深瀬の人々に助けられ、そのお礼としてでくまわしを伝承した、というところからが始まりと言われています。

東二口も深瀬も地域は近くともその発端は別々の理由なんですね。

 

また、全国的にみても雪深い石川県の尾口村(現在の石川県白山市)では、冬は何メートルもの雪に村が埋もれ、身動きができないため、農作業などが全くできない時期が約3ヶ月も続きます。

この厳しい冬を屋内で過ごすひとつの方法として、でくまわしは地域に根付いていったという歴史もあります。

 

今年も2月の土日に尾口のでくまわしの公演があります。

是非皆さんも石川県の郷土文芸を見に石川県に足をお運びください。

 

でくまわし
 

◆2019年 東二口でくまわし公演

場所:白山市東二口歴史民俗資料館(石川県白山市東二口卯106-1)

【第1回】2月9日(土)19:00~(演目名:出世景清)
【第2回】2月10日(日)14:00~(演目名:大職冠)
【第3回】2月16日(土)19:00~(演目名:酒呑童子)
【第4回】2月17日(日)14:00~(演目名:源氏烏帽子折)
※公演時間約2時間



 

◆2019年 深瀬でくまわし公演

場所:深瀬でくまわし保存会館[深瀬新町公民館](石川県白山市深瀬新町50)

2月17日(日)13:00~15:00
※公演時間約2時間



 

でくまわしの公演についての詳細は当館ではお問合せ受付しておりません。

白山市観光課(TEL 076-274-9544)に直接お問合せ下さい。

 

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