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★ありがとうございました★グランプ・サウナフェス【風林火山】第一章『狼煙』を終えて・・・【サウナフェスレポ】


グランプ・サウナフェス
【風林火山】第一章『狼煙』
 
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戦いを終えて…
12月にサウナフェスを行う、という荒業でした。
それも、この暗雲立ち込める北陸の12月にです。
やはり寒空の下でのサウナフェス企画は相当な勇気が要りました。
しかし、私達にはサウナ愛に溢れる沢山の仲間がいます!
それも熱い熱い仲間が!
北陸三県のサウナで皆んなを元気にしたい、北陸をサウナで盛り上げたい!
という強い思いを持った皆んなが力を貸してくれて、勇気をもらい、この厳しい初冬の北陸で屋外サウナフェスを実施することが出来ました!
おそらく、12月に行ったサウナフェスとしては国内初?!
それを北陸の豪雪地帯において成し遂げました。
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寒空の下にもかかわらず、この2日間は最高に楽しいお祭り騒ぎな2日間となりました!
 
今回初の取組となったナイトサウナ『闇夜の陣』は雰囲気も最高で会場にいるだけでテンションが上がるくらいでした。
グランピングサイトではナイトバーも展開し、闇夜の中でお客様は本当に楽しそうでした!
今回はDJのオカジさんが闇夜に点々と灯りが灯る会場に雰囲気ある音楽を流してくれて、会場にメローな音が響き渡り、ますます気分が高まりました。
熱々に蒸された人々の体から湯気が立ち上る様がなんとも幻想的でした。
あまりにも楽しいイベントになりましたが、企画準備が遅れ、告知が遅くなり、あまり多くの方に情報と届けられず、初日の夜は参加者が少なめで、こんなに楽しいイベントになったのにと残念でなりませんでした。
しかも、今回、実は水風呂の質が向上してたのです。
白山の山頂を構成する四ツ塚峰を源流とする目付谷川の奥深くの金山橋から取り込まれた水を引いてきたものをかけ流しにしました。
ここ一里野から上流には人は一切住んでおらず、天から降ってきた水がそのまま届きます。
ただし、地表を流れる水には雑菌が混ざるので、今回、高性能な浄水器を導入して、この水を濾過して使える体制を構築しました。
この浄水器は通常の浄水器とは比べ物にならない、0.01ミクロンの濾過膜が装備されており、大腸菌や雑菌など全ての一般細菌を排除するが、ミネラルは全て通すというものです。
この浄水器により、
まさに生まれたての湧水のような清らかな水となります。
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霊峰白山の山頂から届いたこの水は霊水であると言えます。
その水に入るのは禊のようなものだと言うことで『禊の水風呂』だと私達は言っております。
この時期にこの山頂からの水をかけ流すと水温がシングルどころか3度というキンキンに冷えた水風呂になってしまいました。
サウナ上級者は喜んでくれるでしょうが、これでは水風呂に入れない人もいるかもしれないとのことで、今回、水風呂は2つ設け、一つには薪風呂カーで沸かした湯を投入し、適温と言われる15度くらいの水風呂も用意しました。
ところが、初日は温度管理が疎かになってしまい、この温度を下回ってしまいました。
そこで2日目はしっかりと取組んで、なんとか、15度くらいの温度にできました!
この寒空の中でこの温度を実現できたことは私達にとって、今後のフェス開催に向けての自信となりました。
テントの下で焚き火をし、外気浴中にまとえる毛布やふわふわソックスなども用意して、快適な外気浴シーンを目指しましたが、これらも皆さんに喜んでもらえたようで、真冬のアウトドアフェス開催の一つの手法となりそうです。
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ナイトバーでは白山のクロモジの蒸留水を使用したクロモジソーダやホットワインなど温かいものを提供しましたが、なんとビールが一番人気でした!
サウナ後の外気浴で冷えた身体を温めるのに温かいものが欲しくなるかと思いましたが、やはり熱いサウナーの皆さんにはキンキンに冷えたビールが一番のようです。笑
ウミネコパーラーさんの出張かき氷、フロネコパーラのふわふわかき氷もとても好評でした!
12月の寒い夜に山奥でかき氷とは信じられないかもしれませんが。笑
フロネコパーラー1
しかもサウナの中で食べるのも良しとしました!これは画期的でした!
もう最高に美味しいです!
通常のサウナでは全くあり得ないことですが、サウナフェスではこんなウルトラCも可能となります。
熱々のサウナで食べるふわふわかき氷は今後、サウナフェスの名物となるでしょう。
ファイヤーダンス月讀1
今回は第一章『狼煙』という名に相応しいファイヤーパフォーマンスショーをナイトサウナ中に行いました。
【月讀】さんによる圧巻のショーは闇夜の中、迫力満点で参加者の皆さんだけでなく私達の心にも火を灯してくれたようでした。
今回初めてのナイトサウナは出店された皆さんが様々な灯りで演出してくれて、本当にオシャレで素敵な空間演出になりました。
今はいろんな照明が簡単に手に入る時代ですが、それらをセンス良く皆さん、取り入れて、演出して、ナイトサウナを盛り上げてくれました。水風呂にも水中照明を入れてくれたり、テントの中から照らして、外から見ても、テントが色とりどりになり、とても素敵でした。
ナイトサウナはデイタイムのサウナフェスとは全く違った印象を与えてくれて、別物であるというのが、今回、初めて実施した私たちの感想です。
サウナフェスが増えてきましたが、ナイトサウナが行われるものはまだ多くはありません。
宿泊型のサウナフェスならではのナイトサウナは気分も高まり、断然おすすめです!
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そして、宿泊型のサウナ絵フェスのもう一つの醍醐味、翌朝には【朝ウナ】も初めて行いました!
宿泊された方が早朝7時からサウナに入れるように朝5時から薪ストーブに火入れを行い、杉林の向こうから差し込む朝日に照らされながら、早朝から熱々のサウナに入っていただけました。
朝からサウナに入るというのも宿泊型のイベントならでは!
シャキッと目が覚めて快調に1日をスタート出来たとのことです。
10時からデイイベント開始となりましたが、この日はあいにくの雨天となりました。
通常、アウトドアイベントはお天気勝負で、雨天の場合、ほとんど客足が見込めないものですが、この風林火山においては、それに当てはまることなく、この悪天候にも関わらず、このような山奥に皆さん足を運んでくれました。次から次へと来場し、会場はサウナで熱気を放つ人々でいっぱいになりました。
寒空の下で小雨が降る中、全身からムンムンと湯気が立ち上る光景は一種異様なものでした!笑
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今回はサウナカーが全部で3台。
トレーラーサウナが1台。
テントサウナが3基。
小屋サウナが1基。
バレルサウナが1基。
ろあんの山紫水明でテントサウナが2基。
総勢でサウナの数が11にもなりました!
そして、お風呂としての薪風呂カーとトレーラー薪風呂で2台。
水風呂はプール型のが2基。
桶樽が2つ。
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サウナのキャパシティ、一度に入れる人数としては40名にもなりました!
外気浴のチェアーの数はコットやハンモック含め、なんと30席オーバー!
水風呂も一度に20名以上は入れたでしょう!
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水風呂は浸かっている時間が短いので、今回も混み合っている感じはありませんでした。
(しかも一つはキンキンで昼は5度、夜はなんと3度だったので、皆さん、数十秒で水風呂から上がってました!笑)
外気浴のチェアーは十分な席数でしたが、今回は雨天ということでテントやタープの下のチェアーで休む方が多く、運営側としては、次回また雨天になった際には、もう少し、テントやタープのスペースを増やそうと思いました。
今回、それぞれのサウナを持ち込んで参加頂いた熱い熱いサウ仲間は
【富山あせっかきさん】
【REBOOTさん】
【ちょいもばハウスさん】
【375さん】
【福井のサウナ星人さん】
【鶴巻育林サービスさん】
皆さん、もう変人と言っても良いでしょう!(笑)
もちろん、良い意味でです!それくらに熱い皆さんが北陸3県から集まってくれました!
そしてサ飯としては
【世界で二番目に美味しいメロンパンアイス】さんのキッチンカー
ティピの中に間借りカレーの【ハッピーカレー】さん
【ジョニーのビリヤニ】さん
【ろあんの山の幸キッチンカー】とグランピングでのドリンクコーナーが並びました。
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多種多様なラインナップのメロンパンアイスは見た目にも楽しく抜群の美味しさ!
ビリヤニはこだわりのライスに最高のスパイスが効いて素晴らしい美味しさ!
間借りカレーは今回、牛すじの煮込みカレーとあん肝のカレー!
奇想天外な組合せですが、これまた最高でした!
ろあんのキッチンカーでは定番の猪丼に鹿そぼろ丼にニジマス丼とBBQ串、岩魚の炭火焼きなどもお出ししてとても好評でした。
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今回、このキッチンカーも入れるとサウナカー、薪風呂カー、トレーラーサウナなど全部で車の数が8台でした!
昨今、サウナフェスは増えてきましたが、こんなに車の数が並ぶのは大型フェスでもないと思います。
それもこれも【ちょいモバハウス】展開している奥田さんの功績です。
他のエリアと違うのはこの奥田さんの存在によるでしょう。
私達のサウナカーやグランピングカー、キッチンカーも奥田さんのちょいモバハウスで作製頂きました。
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今回はろあん館内の【山紫水明】にて前回の風林火山、序章に参加頂いたネバーニャさんこと根畑さんに師事したカズさんにウィスキングを行って頂きました。ウィスキングは日本に入って来て間もないサービスでまだあまり知られておりませんが、やはりウィスキングを受けた皆さんは一様に心底から感動しておられました。
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今回もまた【北陸アウフグースチーム】、通称【HAT】の皆さんが華麗にタオルを振って参加者の皆さんに風を起こし、素晴らしい熱波を届けてくれました!リーダーのゴンザレスさんを筆頭にオリオさん、しんすけさん、なつこさん、ずねさん、ちったんさん、392さんらが白山の麓で風を起こしてくれました。サウナにアウフグースがあるのとないのとでは本当に大きな違いです!
このアウフギーサーの皆さんは仰ぐだけでなく、楽しい話題や有用な情報も提供してくれ、見た目にも楽しませてくれて、通常は無人であるサウナに人の息吹を与えてホットな空間にしてくれる本当に有難い存在です。
あれよあれよという間に午前の部は終了し、しばしの休憩時間の後に午後の部に突入。
午後からも会場はワイワイと良い雰囲気で、夕方に近づくにつれ、肌寒くなっていきましたが、参加された皆さんは熱いムンムンの湯気を放ちながら、それぞれ、思い思いのスタンスで大自然の中でのスペシャルなサウナを楽しまれたようです。
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霧の立ち込める寒い寒い日でしたが、そんな天候の中で、皆さんが裸で笑顔になりながら、楽しそうに過ごすのを見て、改めて、サウナフェスの可能性と意義を感じましたし、サウナ素晴らしいなと思いました。
ここ一里野にはスキー場があり、人出が悪くなる寒い季節に、雪が山ほど積もるこの山奥にまで出かけてきて、一日中をアウトドアで多くの皆さんが楽しく過ごします。
通常なら家にこもってしまいそうな時期に!
足元が悪い中を山奥まで来て、寒くて冷たい雪山で、お外で楽しむ!
そんな様を見て、スキーとはなんと凄いものだと私達は思ってきました。
時には吹雪の時など凍えるような寒い時期に、外で運動しながら過ごすことは自律神経の発達を促し、健康にも良く、精神をも鍛えることになるという効果もあるのがスキーというレジャーでもあるスポーツではないかと思います。
このサウナフェスでは同じように寒空の下、わざわざ山奥まで足を運び、雨天の中、しかもなんと裸になって身体を外気にさらし、それが気持ち良く、楽しい、というところがスキーのそれと似ているところがあると思います。
3度という温度の水風呂に入ることに注目すると、これはまるで寒中水泳や禊、滝行のようなものとも言えます。しかもその後に裸を外気にさらします。その様は一種、異様な光景で、事情が分からない人が見たらびっくりするでしょう。
事前に熱々のサウナで蒸されてはいますが、それにしても、この凍るような水に頭まで浸かり、しかも、その後に裸を外気にさらすようなことを、辛い修行の為ではなく、気持ち良くて、楽しいからやっているというところに、サウナフェスの面白さがあるような気がします。
サウナって本当に凄いです!
ろあんでは今後もサウナの可能性を探る取り組みに挑戦していきたいと思っています!
ぜひ、今後とも応援をよろしくお願い致します!