今年こそ北陸金沢観光にでかけませんか?おすすめ観光地情報をチェック
北陸の古都である金沢は、小京都の名でも知られます。
しかし金沢の文化と歴史―――その奥底に流れるものをよく見ていくと、京都とは明らかに異なる趣き(おもむき)を感じるはずです。京都とのちがいを見ていくことで、あなたはきっと、「本当の金沢」と出会えることでしょう。
金沢が京都と大きくちがうのは、この町をつくったのが武士だったという点です。
ご存知のとおり、いまにつながる金沢の街づくりは、織田信長の武将だった前田利家によってはじめられました。
前田家という武将の一族のもとで発展したからこそ、金沢は武家文化の色彩をつよく残す都市となりました。さらには「加賀百万石」の経済力とブランドイメージが、各地の文化人や職人、また商人たちを集めることとなり、文化都市としてのさらなる繁栄をうながしたのです。
金沢の文化で武家文化の色彩がつよいものに、たとえば金沢漆器(しっき)が挙げられます。
漆器とは、木あるいは紙に漆(うるし)を塗りこめて作る工芸品で、特に金沢のものは美しいツヤと壮麗な作品世界で知られています。
各地から集められた名工たちも、武家に好まれるようなモノづくりを試みたのでしょう。金沢漆器は、質素ななかにも高い品格を感じさせる、いかにも武家好みの作風を持っているのです。
このように、百万石の都・金沢に引き寄せられた文化人や職人たちが、大大名である前田家の影響のもとで文化を育んだからこそ、金沢は独自の武家文化を発展させたのです。
そんな金沢の観光スポットを、まずは武家色の強いものから見ていきましょう。
金沢城公園
金沢城はいわずと知れた、前田の殿様のお城ですね。主君・織田信長の死後、利家は豊臣政権の重臣としての地位を固め、「加賀百万石」の基盤、さらには金沢の発展の礎(いしずえ)を築きます。そして子供たちの世代に百二十万石の大大名となり、外様大名では圧倒的な存在となりました。
この金沢城公園ですが、歴史ロマンを感じさせる見どころが満載です。
兼六園方面にある入り口が、石川門。金沢城の裏口にあたります。築城当時のままではないものの、十八世紀後半に再建されたものが現存しているため、歴史的にとても貴重なものです。
百二十万石の大名の居城。その入り口だけあって、軍事的にもいろんな工夫がされています。たとえば屋根を見ると、瓦(かわら)がなんだか白く見えるような気がしますが、これは鉛(なまり)を使っているためです。いざ戦争が起きたときに、鉛の瓦をとかして鉄砲の弾にするためだといわれています。
また石川門は、あえて複数の門と櫓(やぐら)を組み合わせ、複雑な構造で作られています。これは(万が一)敵が侵入してきたときに、その勢いをにぶらせるためなのだといいます。
「そこまで戦(いくさ)のことを考えていたのか……」と、思わずうなってしまいます。
武士というものはいざという時のために、備えをしていたのですね。そんなサムライの時代の名残りを、なによりも感じさせてくれる歴史遺産です。
http://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/japanese/top.html ← 金沢城と兼六園
兼六園
金沢の象徴にして、だれもが認める観光のメッカ、兼六園。もともとは十七世紀後半に、加賀藩四代藩主の前田綱紀(まえだ・つなのり)が、別荘のまわりに庭園を造ったことから始まります。以後は歴代藩主によって手が加えられ、江戸時代の終わりにようやく現在の形になったといいます。
百二十万石の大名家が、二百年がかりで造り上げた庭園。
まさに日本を代表する近世大名・前田家が、日本の美を庭園の形に結晶させた、かけがえのない文化遺産なのです。
園内の見どころとして、まず徽軫灯篭(ことじとうろう)は外せないでしょう。それぞれ長さのちがう二本脚の灯篭で、兼六園のシンボルでもあります。一見アンバランスなようでいて、周囲の景観と見事に調和しているのがすばらしいです。
さらに兼六園には、日本最古の噴水まであります。動力を用いずに、水源である池との高低差を生かして、水を噴き上げているのです。兼六園らしい知恵の結晶ですね。兼六園では金沢城公園とともにライトアップも四季それぞれの季節に期間限定でライトアップを行っております。闇夜に浮かび上がる、これら名所旧跡の姿はとても素晴らしく、今では金沢を代表する観光風物詩になっております。毎年、日程が変わりますので、以下のページにて、事前にご確認下さい。
http://www.hot-ishikawa.jp/nighttour/ ← いしかわ夜旅 ナイトツアー
また兼六園は桜の名所としても有名で、お花見にも最高のスポットです。
園内の桜は約四百二十本にもなり、満開の美しさはこの世のものとは思えません。人生に一度は、兼六園での花見を満喫していただきたいものです。ちなみに兼六園の桜の見頃は4月上旬から中旬にかけて。お花見の時期にはライトアップも行われます。お花見で賑わう兼六園でライトアップされて、一層華やかに咲き誇る桜の色は艶やかで雅な百万石の栄華を彷彿とさせます。
武家屋敷
サムライタウン・金沢の名所とくれば、武家屋敷も見のがせません。長町武家屋敷は主に中級以上の武士が住んでいたという一帯で、藩政期の武家タウンがそのまま残されているような場所です。武家屋敷が軒をつらねる路地に入ると、左右は昔ながらの土塀(どべい)に囲まれており、足元には趣きあふれる石畳がずっと先まで敷き詰められています。「これぞ武士の街!」と、感嘆することうけあいです。
ある意味で、金沢城以上に武家文化の美を感じさせる場所であり、ぜひとも訪れていただきたいところです。
http://www.nagamachi-bukeyashiki.com/ ← 金沢武家屋敷散策マップ
茶屋街
江戸時代後期、加賀藩が茶屋を呼び寄せて形成した茶屋町です。町屋がならぶ通りには石畳が敷き詰められていて、藩政期の面影を残す古風な世界を味わえます。色鮮やかな紅殻格子(べんがらごうし)も魅力です。
ひがし茶屋街、にし茶屋街、主計町と金沢駅を中心として三箇所に点在しています。当時の茶屋街の文化を現在に伝える風情のある姿は三箇所それぞれ、趣が違います。
http://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot_search/spot.php?sp_no=85 ← 茶屋街
忍者寺
正式な名前は妙立寺といい、三代藩主前田利常が建てた、日蓮宗の寺院です。この寺は、いざという時に軍事利用できるように、落とし穴や隠し部屋、隠し階段をそなえ、さらには金沢城に通じる地下の抜け道まであったといいますから、本当に驚きです。
こんなものを造るのですから、前田の殿様も気苦労が多かったのかもしれません。百二十万石の前田家ですが、大藩ゆえに政治的な危機感を持っていたことがうかがえます。http://www.myouryuji.or.jp/ ← 忍者寺
21世紀美術館
現代美術の作品を集めています。同時にガラス張りの建築物としての評価も高く、ぜひいちどは見ておきたいスポットです。周辺一帯は文化施設エリアとして整備されており、石川県立美術館、石川近代文学館などがすぐ近くです。
https://www.kanazawa21.jp/ ← 21世紀美術館
近江町市場
金沢にやってきた近江商人たちが作った市場といわれています。寿司や海鮮丼など、北陸ならではの魚介料理が味わえます。また隠れスポットとして、ライブハウス喫茶「メロメロポッチ」もオススメ。人間味あふれるマスターが、若手のアーティストたちに活躍の場を提供しています。
http://ohmicho-ichiba.com/ ← 近江町市場
以上、金沢の主なスポットについて見てきました。
日帰りではとても味わいきれないくらい、見どころがたくさんですよね。
とくれば、「金沢市内にホテルを取ろう」とお考えになるかもしれませんが、温泉のない金沢のホテルよりも、金沢の奥座敷とも言える白山温泉郷に宿を取ってはいかがでしょうか?
源泉かけ流しの森林浴露天風呂や貸切露天風呂、
築100年の古民家を移築したお食事処にて、囲炉裏を囲み、
白山の山川の幸を炭火焼きで頂く囲炉裏炭火焼き御膳。
金沢から車で1時間ながら、
大自然に囲まれた環境で癒される北陸金沢の旅になること請け合いですよ!
6月初旬〜11月10日の期間は
『白山白川郷ホワイトロード(旧 白山スーパー林道)』
という白山温泉郷と世界遺産の白川郷、高山を繋ぐ観光ドライブロードが開通しますので、飛騨高山などを巡る周遊観光の拠点にも最適です!ろあんのトップページ
http://ichirino.jp/
ろあんの魅力を以下に上げておきます。