本当の「ふ~っ」が出る。
体の奥底の緊張がほぐれる。
そして、体が蘇る。
これこそが私達ろあんの使命。
皆さんが心の底から
「はぁ~っ」「ほ~っ」と息をつける。
ゆったりとした気持ちで過ごし、
白山の大自然からのエネルギーを充填する。
お帰りになる際には、
「また頑張ろう」と思える
活力がみなぎっている。
その為のお手伝いをするのが、
私達の役割であり、
皆さんに元気になってもらう為に
全てを行っている。
私達はそう思っております。
皆様の癒しと蘇りのお役に立てる
旅館を目指し、
今後も日々の努力研磨を続けて行きます。
一般的に旅館やホテルの仕入は市場から行われるのが普通です。市場には全国からの食材が並びます。
ここだけの話し、どこの旅館でもほとんど地物食材を使っていません。地物食材使用をうたっている施設でも、料理全体のごく一部の料理にちょっと使っていたりするくらい。
その他の料理にたくさんの食材を使いますが、そのほとんどが、全くよその地域のものであったり、それどころか、輸入物であったりします。 実際、ろあんも例外ではありませんでしたので、よく分かります。
小規模な宿泊施設などでは地元の道の駅で仕入れするなどすれば、地物をある程度仕入れられますが、それでも全ての食材となると食材は本当に多岐にわたるので、かなり難しいことです。
ましてや、規模が大きくなればなるほど、同じ食材が大量に必要になるので、地物で揃えるというのは、非常に難しい話しなんです。
でも旅に出たなら、せっかくなので、その土地ならではの地物が食べたいとお客様は思っているはずだと思い、ろあんでは、5年前から、ひたすら白山の地物に拘った仕入れに取組み始めました!
今ではお米、お野菜、お肉、お魚、調味料に至る全食材の80%近くが地物食材と言えるまでになりました。
でも、それよりも特筆すべきは、ろあんでは、無農薬や天然ものなど、より自然で体に優しいものにこだわって仕入れているということです!
更にそこから発展し、無農薬かつ無肥料で栽培する自家菜園や養蜂を始めたり、自家製味噌や自前で漬ける漬物なども始め、品質高く、自然で美味しい食材に拘ってきました!
今では高級料亭にも引けを取らないくらいの食材を使用していると我々は自負しております!
ろあんが使う最高の食材以下はその主たるものです。
これらは、地物であり、かつ、天然物もしくはオーガニック栽培であるこれらの食材を仕入、館内で調理スタッフが心をこめて調理し、お客様のもとへお出ししています。
数年前から取り組んできた自家製の味噌やぬか漬け、なら漬け、梅干しや梅酒など発酵食品にも取り組んでますが、ここでもしっかりと素材にこだわり、これらの材料も無農薬で地物のものを使っています!
更には、自家製スイーツにも取り組んでおります。これは諸事情からまだ無添加、無農薬とまではいけてませんが、ろあんの館内にて自家製で作っております。
お客様にこの白山の大自然の恵みである、素晴らしい食材を最高の状態で楽しんで頂こうとの思いで日々、努力し、取り組んでおります!
素晴らしい白山の地物食材をろあんが誇る腕利きの調理スタッフが丹精込めて、美味しく調理したものを提供するステージとして、ろあんが用意するのは通常の食事会場とは異なり、昔ながらの田舎風情を楽しめる築100年の古民家、それもけやき作りの重厚なお屋敷を移築した民芸風の食事処です。
100年の時を刻んできた大きなのっぽの古時計や大きくて重たい自在鍵のさがった囲炉裏。漆塗りの立派な大黒柱やけやき一枚ものを贅沢に使った帯戸。
そんな雰囲気ある空間に並ぶのが漆黒で重厚な囲炉裏。囲炉裏に使われるのは白山の山々から伐採した木材を地元の炭窯で焼き上げた本物の炭。
白山の恵みである素晴らしい自然な食材を炭火で焼きながらのアツアツを食して頂く。
その昔、人々がしてたであろう食事のスタイルそのままの宴はまるで日本昔話にでも出てきそうな感じ。まるでタイムスリップしたような体験を楽しんで頂けることでしょう。
囲炉裏の火を囲むと何故か話も弾みます。これは人間の太古の時代のDNAに深く刻まれているのかもしれませんね。
美味しくて、体にも良く、楽しくって、思い出に残る山宿の宴の席。
そんな沢山の意味合いを込めたお食事が皆様を心身ともに元気にしてくれると信じて、本当に多くの手間隙と多額の費用がかかりますが、ろあんではここに大きな思いと力を込めて、取り組んでおります。
他では味わえない食事と得られない体験がここにあります。
ろあんにお越しになる皆様を癒すのは、何をさておいても、白山の大自然の恵みだとろあんでは考えております。
日本三名山のひとつ、白山の山間に位置するろあんは、その白山の大自然の恵みの恩恵を受けるのに、とてもいい場所です。
ろあんでは、ここを訪れる皆様にこの白山の大自然の恵みをたくさん享受してもらえる様に様々な工夫をしています。
1階と2階それぞれのロビーの前にろあんの庭園を眺めるテラス席を設け、おしゃれなテーブルセットやブランコ、リラックスチェアーを設置してあり、とても人気です。
テラス席では庭園の池に水がせせらぐ音や小鳥のさえずる声、虫の音が聞こえる中、そよ風が頬をつたい、おいしい空気を深呼吸するととっても気持ちが良いものです。
庭園には小鳥の巣箱やエサ台も設置してあります。たまにではありますが、キツネやタヌキ、リスやテン、猿などの小動物がゲストとして、ろあんの庭園に顔を出すこともあります。
テラスからはそのまま庭園に降りていくことが出来ます。
2階のテラスからは池をまたぐアーチ橋になった階段を庭園の景色を楽しみながら、降りていくことが出来ます。白山の森に囲まれたろあんの庭園には小道に飛び石が敷かれており、途中に設置してある縁台で腰をおろして、緑をまなでて頂けます。
ホテルの駐車場に隣接してヤギの牧場もあります。特に子ヤギ達はとても愛らしく眺めているだけで癒やされます。
2015年から始めた『グランピング』も白山の自然の中に身を置いて頂き、皆様に自然を満喫して頂こうとの思いで始めました。
自然に触れようと思ったら、館内に居るよりも外に出るのが一番。グランピングのテントの中にはソファやベッドなどが設置され、通常のキャンプとは違いとっても快適!もちろん、館内に居るよりもより自然に近く、ダイレクトに自然を満喫することが出来ます。
ろあんでは皆様に自然を楽しんで頂く為に季節に合わせて、星空観察ガイドやホタル観察ツアーも行なっております。
更には農作業体験や薪割りなどの林業体験、屋外でのヨガや養蜂体験、魚やヤギの餌やり体験、ハーブ摘み取りハーブティー作り、カブトムシ取りなどのイベントを企画、実施したりもしております!
皆様が屋外に出て、自然と触れ合うことで、楽しんで頂くだけでなく、白山の大自然が持つエネルギーをダイレクトに受け止めることが出来るのではないかと思っております。それによって、皆さんが心身ともにより元気になれる。そんな思いで取り組んでおります。
観光という語源は土地の光を見るというもの。
この白山温泉郷は白山白川郷ホワイトロードの入口に位置し、その周囲には世界遺産の白川郷や五箇山の合掌集落、サムライタウンと称される古都金沢、恐竜の化石が日本一出土するとのことで世界規模の恐竜博物館が建つ福井県の勝山市などから、車で1時間ということで東西南北にメジャーな有名観光スポットがあり、アクセスが良く、観光の拠点として便利な地の利を持った温泉地でもあります。旅行で足を伸ばしたら、せっかくなのでその土地の光を見る観光を楽しむのも一つ。
あまりにも沢山の観光地を次から次へと回る強行軍的な観光旅行は疲れの元ですが、程よく楽しむ観光なら体にとっても、ほどよい刺激にもなりプラスにもなるはず!
白山温泉郷は日本列島のど真ん中の様な場所に位置していますので、全国各地からお越しになるにも都合がよく、小松空港から車で1時間ほど、北陸新幹線も開通した金沢駅からも1時間ほどと行き帰りのアクセスも事欠きません。
白山の大自然や歴史文化の探索はもちろん、白山温泉郷への行き帰りの道中、これらの観光地に立ち寄るのも良いでしょう。
ろあんでは地球保全・エコをテーマとして、持続型社会の実現に向けて、微力ではありますが少しずつ取り組んでおります。
このかけがえのない地球の一員として、小さな出来ることからですが、一つずつ取り組んで来ています。
食材や炭、木材などを地元で仕入れをすることもその一つであり、化石燃料に依存するロジスティクスをなるだけ使わないのもその一環です。
今特に取り組んでいるのは再生エネルギーの導入で、温泉大浴場の浴槽から溢れ出た温泉の熱を利用したヒートポンプを導入し、捨てられていた熱エネルギーを活用して、シャワーなどの給湯の湯を作るのに役立てています。
今後、更にバイオマスボイラーを導入し、周辺の木材資源の有効活用にも取り組んでいきます。
この取組により、昨今、なかなか手付かずになってしまっている森林の整備も行うことになりますし、これらの木材資源は伐採しても再生される循環エネルギーですので、アラブ諸国からはるばるタンカーで輸入する化石燃料よりも地球に優しいものであります。
白山温泉郷の奥深くに位置するここ一里野温泉はユネスコのエコパークの中にあります。
エコパークとは世界遺産の認定機関であるユネスコが同様に世界各国の各地に認定したもので、生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会の共生)を目的とされています。
ここ白山温泉郷は正に白山の大自然と人間社会との狭間の様な場所に位置しており、まさしく、自然と人間社会の共生を目指すべき場所だと自負しております。
この白山の大自然の中には私達人間にとって活かせるものがいっぱいあります。しかも再生可能なものであり、持続可能社会を実現するのに有効なものが沢山あります。
世界のエコパークの一員として、循環するサステイナブルな取組を世界の先進地より学び、この地で実現することで、世界にとってのお手本となるようなそんな取組みを期待されています。
ユネスコの世界エコパーク・白山手取川ジオパーク・SDGs未来都市の一員として私達も微力ながらそのお手伝いが出来たらと思い、少しずつではありますが、ろあんだけではなく、一里野温泉という地域、白山温泉郷という組織でも取組が始まっております。
白山市は国連が世界で取り組む「SDGs未来都市」に選定されております。
日本ジオパークにも認定されている白山手取川ジオパークとしても、地球環境や自然環境に密接に関わるこの地域の一員の使命として、こういった自然を活かしたエコな活動ということで温泉の排湯の熱を使ったヒートポンプや地域木材資源を活かすバイオマスボイラーなどサステイナブルで先進的で機器を導入し、他の旅館では成されていないような取組を地域全体に広げていこうと取り組んでおります。