【SDGsサマーキャンプ】金沢青年会議所主催の夏のイベントがろあんで開催されました!
みなさん「SDGs(エスディージーズ)」ってご存知ですか?
SDGsとは・・・
Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)から取ったワードで、
国連サミットが定めた、2016年から2030年までの国際的な目標のことです。
具体的な内容は、貧困・不平等・ 気候変動・環境保全・平和など、世界が抱える様々な問題や課題の解決を目指すという意味があります。
「誰一人取り残さない」全ての人々にとってより良く、かつ、”ヒト”にとって良いだけではなく、自然環境も加味された持続可能な未来を築くために意識を改革し、行動しようという取り組みのための目標です。
一里野高原ホテルろあんのある石川県白山市は、海と山のある自然環境豊な場所で、「白山ユネスコエコパーク」「白山手取川ジオパーク」などの理念と、SDGsの理念が合致することから2019年に『SDGs未来都市』に認定を受けました。
『SDGs未来都市』に認定されたのは、全国でたったの29箇所。その中には、原爆投下から75年経とうとしている、平和を目標に掲げる広島県や、都市として持続可能な地域を目指す神奈川県の鎌倉市、横浜市に、地域の豊な自然
を未来へ繋ぐ活動を行う北海道などの県町が認定をされています。
白山市は、日本三名山の「富士山」「立山」と並ぶ霊峰「白山」があり、独自の自然形態を営んできた地域です。
一里野高原ホテルろあんでは、その自然の恩恵をお客様にご享受いただけるようなサービスを目指して日々皆さんをお迎えしています。
例えば、温泉。
温泉は「岩間温泉」から約40年前にろあんの先代が地域の協力者と共に引湯工事を行い、この地域に引いたものです。
“美肌の湯”とも呼ばれる温泉は、この地域に経済を生み出し、潤いを持たせてくれた、一里野にとっての宝である資源です。
そんなSDGsな地域白山一里野で
「SDGsサマーキャンプ」が開催されました!!
石川県内の高校生・大学生の有志が集まり、金沢青年会議所さん主催で行われたこのイベント。
里山だからこそできる持続可能な体験に皆さん一生懸命取り組みました。
◆薪割り&薪ボイラーへの投入体験
◆自然栽培の野菜収穫体験
◆ヤギの乳搾り体験
◆養蜂見学
などの体験に加え
、お楽しみの夕食には『収穫野菜を使ったBBQ懇親会』が行われ、夏のビッグイベント『キャンプファイヤー』もろあんの薪を使って開催!
幅広い目標を持つSDGsの中のひとにぎりですが、実際に体験することで、「自分でもSDGsに取り組めるんだ!」「こんな活動がSDGsの目標達成になるんだ!」と実感できるイベントになりました。
メインの体験となった薪割り(薪づくり)体験!
白山市の木を丸々1本そのままでろあんでは仕入れて、チェーンソーで丸太状にカットし、燃えやすいように4分割して薪に加工します。
チェーンソーや大きな薪割の機械を使うこの薪割り作業は、一歩誤ればとても危険な作業。
ろあんのスタッフも丁寧に薪割り用の機械の使用方法を説明します。
ちなみに、この日はテレビの取材の方もいらっしゃいました!
大きな薪割り機で、チェーンソーで丸太にした木を更に分割カットして実際に使う薪の大きさに加工します。
薪に加工した木は水分を含んでいるので、約1年~2年ほどかけて乾燥場所で水分を飛ばして燃えやすい乾燥薪にします。
薪に加工してすぐ使える訳ではないんですよね。里山の生活には計画と時間が必要なんです◎
更には、薪の薪ボイラーへの投入体験も行いました!
自分達で切った乾燥前の薪と引き換えに、既に乾燥させてある薪をろあんのボイラー室に持って行き・・・
じゃん!
ここが一里野高原ホテルろあんの心臓?!初公開(?)のボイラー室です。
温泉や館内の温水の管理をしているこの部屋。
真っ赤な扉の大きな箱が、2019年に導入したばかりの『薪ボイラー』です。
ろあんでは、今まで”重油”を購入して、ボイラーの熱を作ってきましたが、それを一新して、薪をエネルギーにする薪ボイラーにエネルギー改革を行ったばかり。
地域の薪を使って、館内で必要なエネルギーを持続可能な資源で賄う。
この取り組みが評価され、テレビや新聞などにも『SDGsに取り組む宿』として取り上げていただきました。
燃え滾る薪ボイラーの扉をあけて、いざ薪を投入!
一瞬の体験ですが、自分達で切った薪が、燃えて、温泉や温水を作り出すという明快なシステムを皆さんに実感してもらうことができたと思います。
お次はヤギの乳搾り体験!
今春に子ヤギを産んだお母さんヤギのお乳を実際に皆で搾ります!
お母さんヤギのストレスを軽減するように、実際に乳搾りをする前に、乳房に見立てたビニール袋で練習!
練習では上手く行った生徒さんも、実際にお母さんヤギに触れるとおっかなびっくり、上手くお乳が出せない!と四苦八苦・・・笑
中には乳搾りマスターのような手さばきでビューっとお乳を出せる生徒さんもいたりと皆ワイワイ楽しんでくれました。
また、ろあんでは数年前からホテルの裏の敷地で「肥料なし」「農薬なし」「雑草も取らない」「水も最低限」という自然の土壌の力のみで作物を育てる『自然栽培』に取り組んでいます。
参加者の皆さんには、この自然栽培で育った野菜を収穫する体験もしていただきました!
ヤギの乳搾り体験同様皆がちょっと恐そうに体験していたのがこちら!
「養蜂体験」!一里野高原ホテルろあんには現在3箱の養蜂箱でセイヨウミツバチの飼育をしています。
そのミツバチを箱の外から観察するという見学をしました。
養蜂にかかせない網帽子を装着して、最新の養蜂箱で巣の中を見学・・・
「わぁ~いっぱいいる!!」「かわいい!」と歓声と一部の虫嫌いの生徒さんからはちょっとした悲鳴があがっていました・・・笑
ミツバチは花や草を飛び回り花粉や蜜を集めます。
その行動が植物の受粉の手助けをするため、自然界にとっては本当に欠かせない生き物!
自然栽培の野菜たちも、このミツバチたちの手助けを受けて、美味しい野菜を実らせてくれています。
いやぁ~里山で循環してますね!!
お楽しみの夕食の時間♪
金沢青年会議所の皆さんと参加者の高校生・大学生総勢30名でBBQ大会っ!
白山ジビエの猪のお肉に、白山市の無農薬農家エコファーム奥野さんの新鮮野菜、そしてSDGs体験の「自然栽培農園」で自分達で収穫した野菜のサラダ!
白山らしい食材をふんだんに使用したBBQメニュー。
食べ残さないこともSDGsの一環!
皆でモリモリ食べましょう!!
皆さんSDGsな体験を終えて満足そう♪
自分達でワイワイお肉や野菜を焼いて・・・
楽しいBBQ大会となりました。
BBQの後はろあんの薪でつくったキャンプファイヤーで大盛り上がり!
林間学校などでしか体験したことのないキャンプファイヤーを前に、皆さんステキな夜を過ごしていました◎
一里野高原ホテルろあんはSDGsに本気で取り組む宿です。
ホテル館内には会議室なども完備されており、SDGsイベントなどでもご活用いただけます。
お気軽にお問合せくださいね。