【SDGs未来都市】石川県白山市のホテルが本気で取り組むエス・ディー・ジーズ !持続可能な旅館を目指しエネルギー・雇用・環境・ジェンダー平等に取り組んでいます!<学生・企業の研修見学体験受入れも可能!修学旅行もOK>
高原のホテルが本気で取り組むSDGs!
学生さん・一般の方が参加できる【SDGs体験メニュー】もあり!
皆さんSDGs(エス・ディー・ジーズ )って知っていますか?
SDGsとは、全世界が今一斉に2030年までに達成しようと取り組んでいる持続可能な17の開発目標のこと。
テレビや多くの企業などでも取り組みを始めているので、耳にした事も多いと思います。
持続可能な17の開発目標はこちらの内容!
一里野高原ホテルろあんは、『SDGs未来都市』にも選ばれている石川県白山市の奥山の高原に建つホテルです。
SDGs未来都市に白山市が認定されたのは、SDGs未来都市の認定ははじまった最初の年の2018年。
SDGsという言葉がまだまだ世間一般的に広まっていないときから、地域全体でSDGsに取り組んでいこう!という強い気持ちが根付いた場所なんです。
白山市のSDGsのメインの取り組みテーマは『白山の恵みを次世代へ贈る』ということ。
富士山・立山と並ぶ『日本三名山』のひとつである山、『白山(はくさん)』は、私たちに白山の伏流水を与えてくれる、無くてはならない大切な存在で、古くから信仰の対象にもされています。
その白山からの豊かな水、恵みを、持続可能な形で次世代へ継ぐ、そんな取り組みが石川県白山市では行われています。
一里野高原ホテルろあんでは、
SDGsの17の目標の内6つの目標に本気で取り組んでます!
SDGs未来都市の白山市の一員として、温泉などの自然の恵みを受けながらホテルの営業を行っている一里野高原ホテルろあん。
この豊かな自然を守るため、そして多くの方が平等に健康的に自然との調和を保ちながら過ごせる地域を目指して、6つのSDGsの取り組みに、本気で向き合っています!
LGBTQへの社員の理解を深めるために、石川県内より助産師の外部講師を招いて、社内教育の実施と研修会への参加を行っています。
宿泊施設は、様々なジェンダーの方がお越しになります。
その中には、レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、自分の性についてまだ分からない、判断しかねている方が含まれます。
私たちは、LGBTQに該当する方も、そうでない方も平等に大切なお客様のひとりとしてお迎えします。
具体例としては、LGBTQの方に差別的な扱いを絶対にしないこと。貸切露天風呂・貸切岩盤浴などをパートナー同士で使用できるよう案内を通常通り行うこと。ジェンダーの違いによる館内着の強制をしない事。(色浴衣をだれでも使用できるなど)などに取り組んでいます。
△LGBTQへの理解を全スタッフに深めるために講習会を開催しました
△パートナー同士で気兼ねなく利用いただける貸切露天風呂
創業以来長年、ホテルで使用するシャワーのお湯などを温めるために、当館では重油ボイラーを使用してきました。(重油とは灯油などと同じ様に石油から作られる燃料です。)
タンクローリーで毎回6トンもの重油を運んできてもらい、地下タンクに補充、それを重油ボイラーで燃やしながら、CO2を排出しつつ、冷たい水道水の温度を60度まで上げて使用します。これは今現在も多くの旅館やホテルが、同じ様な状況だと思います。
2019年に、この重油ボイラーの稼働を停止し、『薪ボイラー』を導入しました。
薪ボイラーはその名の通り、薪を燃やすボイラーです。
ろあんでは、白山ろく地域の原木を自分たちの手で巻き割り機でカットし、この薪ボイラーに使用しています。
△ろあんで行われたSDGsイベントで薪割り体験
△ろあんで行われたSDGsイベントで薪割り体験
一里野高原ホテルろあんの立つ石川県白山一里野地区は、全国の地方地域が抱える問題のひとつである過疎化の進んでいる人口の少ない場所です。
地域の活性化のために、ホテル業以外の「農業」「林業」などのSDGsの7・12・13・15にあたる活動を行う専門の人材を積極的に雇用しています。
専門職の人材を地域に招くことで、人口の増加はもちろん、地域の中で専門地域が培われ、コミュニティの形成や、活動をめがけて若い方やより専門技術のある人材が地域に根付いてくれることを期待しています。
また、隣接する閉業したホテルを、新たな地域内のコミュニティー形成の場として活用するべく、DIYイベントを開催し一般の方からホテルのリニューアルに関わる部分に参加してくれる方を募集。古い旧旅館風のホテルの、客室やロビーなどを自由に改装してもらうことで、参加者の方の個性あふれる空間に生まれ変わりました。
この廃ホテルは、リニューアル後シェアハウス・コワーキングスペースなどとして地域の方、全国や世界各国から人が集まるSDGsのコミュニティスペース『白山Aqua+』として営業を行う予定です。
△農業・林業に取り組む専任スタッフ『里山ワーカー』を含めた従業員一同&一般の稲刈りイベントご参加者様
△SDGsコニュニティーの場『白山Aqua+』リニューアル前のロビー
△SDGsコニュニティーの場『白山Aqua+』リニューアル後のロビー!一般参加者様の手で魅力的な人の集う場に生まれ変わりました。
農耕作地域として盛んだった一里野地域ですが、田んぼや畑をする人が年々減少しており、地域の中には『耕作放棄地』が多くあります。
ろあんでは、その使われていない有効な土地を利用し、無農薬自然栽培の米作りや、無農薬の作物の栽培に取り組んでいます。
米作りでは、田植えや稲刈りなどの作業を、イベント化し、一般のお子様連れのご家族や田んぼ作業の体験をしたい!という方を迎え入れることで農業に参加してもらうなどの活動も行っています。
出来上がったお米は、無農薬栽培のため食の安全性が高く、さらには農薬散布が無いため周辺の自然環境を破壊しません。
このお米は、通販等で全国のお客様にお届けしています。
また、ホテルで提供する食事の原材料にもかなりこだわりを持っており、『地産地消』でかつ『無農薬栽培』『自然栽培』『天然』の野菜や米、ジビエ肉などを厳選してお食事としてご提供しています。
ろあんの田んぼで収穫したお米は、『こうじ』にして、自家製の醤油づくりや味噌づくりに使用します。調味料まで手作りする宿は全国を探してもなかなか見つけることが難しいと思います。
安全で美味しい、そして健康的なお食事を提供していきます。
△もともとは使われていない放棄されていた荒れた田んぼ
△無農薬自然栽培のお米をつくる田んぼに立派に生まれ変わりました
△SDGsの一環で雇用した専任の従業員を中心に田んぼとして生まれ変わらせました。
△味噌や醤油づくりなど発酵調味料づくりにも取り組んでいます。
気候変動の影響は、スキー場がすぐ隣接する私たちにとっては大きな問題です。
近年、温暖化の影響で降雪量が減少しており、スキー場の営業が雪が足りずに短くなる年があります。
気候変動の大きな原因であるCO2を削減するために、『薪ボイラー』を導入し、年間約130トンものCo2の削減を実現しています。(計算上)
薪は燃やすことによって二酸化炭素を排出しますが、伐採した後、また木々が生えて育つ過程で、光合成により空気中の二酸化炭素を固定するので、結局相殺される”カーボンニュートラル”の考えに基づき、よりクリーンで持続可能な資源として薪を選択しています。
また、気候変動に取り組む宿として、「グローバル気候マーチ」にも参画。2019年には当館で、地域の講師を招き気候変動をテーマにした講演会を主催しました。
△グローバル気候マーチの白山エリアの会場としてイベントを開催しました。
△役所などや一般の聴講者の方にたくさん参加していただき、気候変動への関心度の高さを感じました。
クマ、シカ、イノシシ、カモシカ、ウサギ、テン、イヌワシ、キツネ、タヌキ、サル、アオゲラ、イワツバメ、エナガ、ヤマドリ、ミヤマクワガタ・・・など、白山国立公園すぐ隣の一里野地域では数多くの動物、昆虫が生息しています。
耕作放棄地を活用した田んぼづくりの一環で、田んぼの一角を「ビオトープ」として整備することで、生物の多様性を生み出す取り組みを行っています。
また、地域の在来種である日本ミツバチの養蜂にも取り組んでおり、非加熱のはちみつの販売、養蜂体験などのイベントも行っています。
豊かな自然を保持することで、私たちは気づかぬうちに多くの恩恵を受けています。
自然を守り、そして自然を活用する「里山の資本」を循環可能な形でお客様に提供することを目指しています。
▲田んぼビオトープの「アカハライモリ」”田んぼを守る”という意味が名前の由来とも言われています。
△西洋ミツバチの養蜂にも取り組んでいます。
△日本の原種である日本ミツバチの養蜂で採れたはちみつ
■一里野高原ホテルろあんSDGs体験メニュー
一里野高原ホテルろあんでは、このように様々な観点からSDGsの取り組みを行っています。農作業・養蜂体験・畑作業・薪割り体験・ジェンダー平等講習会など、より多くの方に当館の取り組みを体験頂ける『SDGs体験メニュー』をご用意しています。
修学旅行、課外活動などの学生団体さんをはじめ、数十名様単位での一般企業など皆様にSDGsをご体感頂けるサービスを提供が可能です。
ご希望の方は、お電話かメールにてお問合せくださいませ。
\お気軽にご連絡ください/
TEL 076-256-7141
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